かねてよりの懸案事項であったチームNDMのミーティング。風見鶏さんがFC3Sのオーナーになった頃から「いつか」という不確定な話で始まったミーテ計画であったが,やっと実現まで漕ぎ着けた感じである。
場所も那須に決まり,さすがに北海道のメンバーは呼べないので,山杜と風見鶏さんの2人だけでひっそりと行うことになりそうだったのだが・・・風見鶏さんが声をかけて下さり,当日までに参加者が増えた。帰省がてら便乗のなおじゅ☆さん(山杜の旧友),3年前のTRPG参加の時お世話になったあみまるさん,そして山杜がお初にお目にかかるダイハツYRVオーナーのGamiさんのお3方である。 かくして,第1回チームNDMミーティングは幕を開けることとなった。
参加メンバー(車両)紹介 |
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山杜一平(HONDA Stream) 風見鶏(MAZDA FC3S RX−7) Gami(DAIHATSU YRV) あみまる(なし) なおじゅ☆(なし)※山杜の旧友 |
迎えた5月3日。朝起きたら雨だった・・・。日頃の行いか(笑)。集合は朝8:30に那須IC出口で。風見鶏さんたちご一行は首都圏からの出発。GW渋滞を睨み,前日夜からの出発となった。対する山杜は隣県。当日早朝出発でも充分に間に合う。早速暴挙ともとれる場所設定であった。
山杜も実は那須へは行ったことがない。かかる時間も分からないため,とりあえず2時間の時間を見て6:30に家を出た。しかしこれが大誤算。那須IC手前の那須高原SAに着いたのが何と7:30。高速使うとこんなに近いんだ・・・等と納得しながらも,前日出発の皆さんの安眠をじゃましてはいけないとばかりにSAで20分ほど休憩を取ることに。駐車場で隣に止まったポルシェを横目で眺めながら(金持ちがいるなあ),朝食のおにぎり1個をパクつく。7:50にSAを出てゆっくり走行。那須ICを出たのは8:10ごろ。停車している車両の群を見渡すと紛れもないFC3Sが・・・すでに風見鶏さんご一行は到着しており,またも暴挙となってしまった山杜であった。
お久しぶりですと挨拶を交わす一同であったが,ここで山杜は愕然とする。会津出身者のなおじゅ☆さんが,帰省するというのにものすごい薄着!!上着を持ってこなかったらしく,「寒い」を連発しているではないか!おいおい,あんた会津の人間だろ!天気予報見なかったんかい!と思いながらもあまりにも不憫に思えた山杜は,寒そうだし念のためと持ってきて置いた冬用のジャンパーを貸してやるのだった・・・。なおじゅ☆さんはこのジャンパーがたいそう気に入ったらしく,最後まで脱ごうとしなかった(笑)
ではまず朝食をということになり,おにぎり1個しか食べていない山杜も賛同。黒磯市内をファミレスを求め走ることとなった。・・・が・・・黒磯市って「市」なのに小さいのね(黒磯市民の方ごめんさい)。ない,ない,ファミレスがない!!やっと1件見つけるも10時オープン。3〜40分かけて黒磯市内を1周し,結局元の場所に戻ってきてコンビニで朝食となってしまった。しかし時間を費やしている間に雨が小降りに。いい感じになってきた。
朝食を終え,雨も小降りになったので,当初の予定を決行。那須モータースポーツランドへと向かった。5/3に4輪のタイムアタック大会が行われることをすでに調査済みであった我々は,ファミリー牧場や遊園地を蹴ってそちらのギャラリーとしゃれ込むことにしたのである(いい歳したヤロー5人で遊園地はキツイものがある)。こちらはあっさりと場所が見つかった。しかし,駐車場に人の気配がない!!やってないのか?と一瞬不安がよぎったが,確かに聞こえるエキゾースト音。場内に入ってみると,参加者以外ほとんどギャラリーの姿なし。まあ,天候も天候だし,家族連れで来るような所じゃないよな。
場内を見渡すと,すでにタイムアタックが始まっていた。R32GT−R,チェイサー,ロードスターの3台が走っている。コースの全長はさほどないらしく,1分程度で1周してきている。直線ではやはりR32の独壇場という感じだが,とにかく最終コーナーからの立ち上がりでアンダーが出ている3台。特にチェイサーがアンダー出過ぎ。「ワインレッドでコウモリマークなら面白いですよね」という風見鶏さんに思わず爆笑。「日下くんじゃないですって!」という一部の人にしか分からないネタで盛り上がってしまった。
その後地下道をくぐってピット前へ移動。おおー。いるわいるわ。エボ6,エボ4,R33,S15,S14,S13,シルエイティ,SW20,AE101,スタタボ,EG6・・・。そして風見鶏さんの最も気になるFC3S。みんなばりばりチューンしてて,かなりやってくれそうなクルマばかり。 クルマに疎いなおじゅ☆さんに解説しながら,タイムアタックを見る。いやー,速い速い。ランエボ軍団はどうやらひとつのチームらしい。凄まじいエンジン音とブレーキ音。ロードスターがかわいそうだ。FFの意地を見せてくれてたのはスタタボ軍団。カットビは健在のよう。特に速かったのが青のエボ6とR33GT−R。50秒を切るタイムを叩き出している。このショートでテクニカルなサーキットでR33は不利だろうと踏んでいたが・・・あのでかくて重いR33をあそこまで操るとは・・・ドライバーがただ者ではない。
そして盛り上がるクルマ談義。なおじゅ☆さんだけ話題にまざれないかな・・・などと思っていたら,さすがにサーキットでの観戦が効いたらしく,なおじゅ☆さんもクルマに興味を持ちだした。そしていきなり言い出した「GT−Rってカッコいいねえ。速いし。いくらぐらいするの?」一同口あんぐりである。あんたペーパードライバーでオートマだって満足に運転できないのにいきなりGT−Rかい!!中古車事情とか新車での値段とかを含めて話し,みんなで止めたのは言うまでもない。「FRが良いなら中古のロードスターが安い」「FC前期型なら10万だ」「EGシビックVTiが扱いやすい」「新車ならヴィッツRSだろう」「いや,なおじゅ☆さんなら3ドアビジネスパッケージで充分」などと適当に勧めるが,「やっぱりGT−Rがいい。俺は見た目からはいるから」と譲らないなおじゅ☆さん。「ノーマルのままでもGT−Rってこのぐらい速いの?」あのねえ。公道で飛ばすと捕まるよ・・・。友人のアルデオでリミッター作動させる無茶したあんたにゃ関係ないことなのかもしれないけど・・・。かわいそうなアルデオ・・・直線番長になる恐れアリですな。
ふと気づくと風見鶏さんが戻ってきたロードスターのところで,ドライバーのおじさんと話している。山杜も行ってみる・・・どひゃあ!何だこのエンジン!!キャブがついてるでないの!!チューン全て自分の手でやって参加してるプライベーターとのこと。燃調がうまくいってないようでノッキングが出るのがいまいちだ,と話すおじさん。キャブからもオイルがちょっと漏れている。が・・・おじさんとにかく楽しそう。もしエンジンブローしても笑って済ませそうで,本当に好きなんだなあと実感しました。
そしてついに,風見鶏さんお目当てのFC3S登場。目立った速さではないものの,コーナーをアンダーも出さずしっかりグリップさせて立ち上がってくる。ハンドリングがピカイチであった。タイムも良い。派手さはないけど・・・ってやつですね。まるで某マンガのバンダナEG使いのよう(笑)。
テント内ではSnapOnの即売会が開かれていた。1回300円のスピードくじを引いてみる。あみまるさんは携帯ストラップ,Gamiさんは帽子,なおじゅ☆さんは卓上ライト,山杜はブリキの自動車おもちゃが当たった。どうしても帽子の欲しかったなおじゅ☆さんはGamiさんと交渉し交換。しかし帽子のサイズが小さいことが判明。それでも頑張ってかぶっていた。山杜の貸したジャンパーと色合いがマッチしており,エセ走り屋気分を味わっていた。
そうこうしているうちにお昼も過ぎたので,駐車場に戻って記念撮影。風見鶏さんとGamiさんにチームNDMのロゴマーク(手製のしょぼいやつ)を渡し,撮影。アングルはあみまるさんがしっかりと練ってくれました。特にFC。駐車場が我々の3台以外クルマがない状態。となれば・・・乗り比べぶん回し大会(笑)。
山杜は当然,最初はFCへ。エンジンいかれて乗せ換えを行い,慣らしも済ませた,エンジンだけはバリバリのクルマである。「ブーコン触らなければ後はOKですよ」という風見鶏さんの言葉に「回して良いってコトね」と勝手に解釈し(←非道),乗り込む。ひ,低い!!「シートのあんこ抜いてますから」なるほど納得。ただでさえ低いのは承知済みだったが。では早速ローギヤでクラッチをつな・・・おおおお!これがロータリーのフィールか!!面白い!!レッド直前まで回し,ブレーキで加重前にかけてステアを切る。シャープだぁー!!!曲がる曲がる!!さすがFR。いつも乗ってるFFとか4WDと違ってステアリングフィールが軽い!!調子に乗ってぶん回してしまいました。風見鶏さん申し訳ない。
続いてYRV。ステアシフト付きだと言うが,とりあえずATモードで走らせてみる。かっとびスタタボの再来と言うだけあって,加速感はすばらしい!まあ,FCと比べるのは酷だが・・・。軽い車重とマッチしてとにかく軽快感がある。普段ストリームの重い車体を操っている山杜としては余計軽快感が感じられるのかもしれない。一度止めた後,ロケット発進・・・が,ここで予定外のことが。ホイルスピン!!ああ・・・Gamiさん申し訳ない!!!降りてよく見たら,タイヤが純正であった・・・。ストリームにも奮発してDNAGP履かせてる山杜は,いつもの感じで踏んでみたのだが・・・タイヤのグリップの違いを改めて実感した山杜であった。タイヤを替えれば,YRVのポテンシャルはもっと出るに違いない。Gamiさんとしてはそのつもりはないようだが・・・。
皆さんにストリームも試乗していただく。ストリームの評判は上々。「力強い。さすがホンダのエンジン」「4輪ディスクブレーキなのもうなずける」という評価をいただいた。しかし一致したのは「重い」ということ。まあ,所詮バンだし(笑)。
楽しい試乗会も終了したので,朝見つけたファミレスへ昼食を摂りに向かう。ここでGamiさんが「なおじゅ☆運転してみる?」というチャレンジャー発言。クルマの運転の基本などとうに忘れているなおじゅ☆さん(ペーパードライバー歴8年)は,ATでいきなり左足ブレーキを使う(山杜はクラッチの踏み方が習慣になっているので強く踏みすぎるため,未だ右足ブレーキ)。ファミレスまで10km近くあると思うが・・・大丈夫かな・・・などという心配を抱きながらも,ストリームとFCでYRVを挟み,一路ファミレスへ。ここに来るときは後ろが風見鶏FCだったし,普通に運転していても少々飛ばしても何の心配もなかったが,今度はなおじゅ☆運転YRVである。おのずとバックミラーを見る回数が多くなる。案の定・・・遅いしあぶなっかしい。ペースを合わせないで自然に走るとかなりの差がついてしまう。先導車の立場である山杜は相当気を使った運転となった。なんとか事故もなくファミレスへたどり着いたが,なおじゅ☆さんは前から駐車にも関わらずかなりひん曲がる。さすがにGamiさんが直したが,「なおじゅ☆の横に乗るとジェットコースターより怖い!」と言っていた。スピードはそんなに出ていないが,車内の様子はどんな具合だったのだろう・・・。ファミレス内では「やっぱり普通に走れるクルマでいいや」というなおじゅ☆発言も飛び出した。身分相応ってのが分かったのかなあ。何にせよGT−Rはとりあえずあきらめたようだ。
少し遅めの昼食を摂った後,ファミレスの2つ隣の大きなカーショップを覗くことになった。クルマ持ってないなおじゅ☆さんが芳香剤を買っていたが・・・何に使うのだろう?スーパーオートバックス並の大きさで,流石小さいながらもサーキットのある土地のカーショップだという気がした。だってカーピット数17ですよ!?山杜も切れていたガラスクリーナーを買った。風見鶏さんはステッカーを捜していたが,あまり良い物は無かったようだ。
駐車場に戻り,ちょっとダベったあと,次回の開催を約束して解散となった。ここで山杜は帰省がてら参加のなおじゅ☆さんをうけとり,会津まで届けることとなった。那須ICまでは3台並んでいったのだが,IC手前で大渋滞。が,それはIC挟んで逆側のファミリー牧場へ向かう渋滞だった。やはりモーターランドでのミーテは正解だったようだ。もしファミリー牧場でやってたら芋洗いだったろうな・・・。IC抜けて逆方向へ別れ,ミーティングは完全終了となった。
隣県からの参加であった山杜よりも,関東圏から参加の御4方にとってはかなり疲れたミーテだったことだろう。参加して下さった皆様に感謝である。本当に楽しい時間を過ごさせていただきました。次回は夏にでも・・・できたらいいなあ。
追記
車内で野暮用を思い出した山杜は白河ICで高速を降り,某スーパーマーケットへ。そこで何をしたかはとても書けないが(何故?),なおじゅ☆さんもそのおかげで喜んでくれたし,まあヨシとしよう。高速をずっと会津に行っても良いのだが,交通量&高速料金を考えると,白河から猪苗代南を抜けるルートの方が良いと考え,一路峠道へ。さすがに観光客でこの道を知っている者はいないらしく,道路はがらがら。とはいえ,山杜も頻繁に通る道ではないため,地図をなおじゅ☆さんに渡すが・・・。役立たず(笑)。まあ,標識があるので迷うことはなかったが・・・。
猪苗代から会津若松へ山杜&なおじゅ☆にとっては懐かしの背あぶり山を抜ける。会津若松まで出たついでに2人の母校の高校を見ていくことに。卒業してからずいぶんたつが,相変わらずボロかった(笑)。夕飯に回転寿司を食べ,結局なおじゅ☆さんを送り届けたのは19:40頃。ここからだと実家の方が近いが,翌日の用事のため郡山へ戻る。山杜が部屋に戻ったのは20:30になってしまった。でもまあ,ここまで1日遊べたのは久しぶりだし,満足かな?